手術当日
そして朝が来た。
もう、覚悟は決まっていたので、ぐーちゃんにはいつも通りに、明るく振舞っていた。
病室の窓から、気持ちのいい青空と、清々しい富士山が見えた。
その光景に感動して、(よし!大丈夫!とてもラッキーな日だ!絶対大丈夫、100%信じる!)と、心の底から思っていた。
7:00
セルシン内服。ちょっとクラクラしてる瞬間があったけど、ぜんぜん寝ない。遊びに夢中。
8:45
ベッドに乗ったまま出棟。 私たちとはエレベーター前でお別れ。
お気に入りのぬいぐるみをしっかり抱いてる。ぐーちゃんと何度もハイタッチして応援した。エレベーターの扉が閉まると涙が出そうになった。
そして家族待合室へ移動。
そこでは、もう睡眠不足もあったし、ぼうーっとしながら、携帯の動画を眺めていた。
余計なことを考えないようにするためもあったと思う。ずっと、大好きな安室ちゃんの曲を聴いていた。(自分を鼓舞してたのかな。。😂)
10:50くらいだったかな、、、(え?もう終わったの⁉)と思ったのを覚えている。
「いまICUに入室しました。」と声がかかった。
私たちも入室する。まず最初に、手術をした医師から説明があるため、別の部屋に通された。担当の先生が、わかりやすく簡潔に手術中のことを説明される。
そこでひとまずほっとした。
その後、ぐーちゃんのところへ案内された。
たった今、手術室からICUに入室したてで、ぐーちゃんのベッドまわりには医師や看護師が大勢いる。口から挿管され、眠っている。麻酔で眠らされているぐーちゃん。。
胸のあたりからはドレーンが一本ついていて、尿の管もついていた。(案外冷静に観察してたな、、笑)
麻酔を担当してくれた先生が、「触ってあげていいですよ」と声をかけてくれた。
体、思ってたより温かかった。「がんばったね」と声をかけてたら、次の言葉が詰まって声にならなかった。ぐーちゃんの枕元には、お気に入りの猫のぬいぐるみが置いてある。(任せた!)と猫のぬいぐるみに目配せしておいた。
医師からは、あと2、3時間後には抜管する、と。
一瞬だけの面会でおわり。
もうそのあと、どんな風に家に帰ったか、本当に思い出せない。。
16:56
循環器内科の担当医より電話がくる。
ビビる。
先生「ぐーちゃんは元気です。状態がいいので、これからPICUに上がります」と。
18:15
また電話くる。
先生 「明日朝イチで一般病棟上がれることになりました」と。
二回もビビらさんで~嬉しいニュースやけど。😂
医師看護師の皆様、本当にありがとうございました‼
ぐーちゃん、ほんとうにお疲れ様‼
つづく🔹